働く人々に欠かせない存在として、軽トラックはそのコンパクトなボディと優れた実用性で長年愛されてきました。
特に、農業や建設業など、さまざまな現場で活躍する車両は、使い勝手の良さと信頼性が求められます。
【画像】「超カッコイイ!」 これがトヨタ最新「軽トラ」です!(28枚)
そんななか、2025年2月25日にトヨタから提供されている軽トラックが一部改良を施し、進化を遂げました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。
そのモデルとは「ピクシス トラック」です。
同車は、ダイハツ「ハイゼット トラック」をベースとしたOEMモデルで、その優れた仕様を継承しています。
初代ピクシス トラックは2011年に登場し、抜群の積載力と使いやすさで働く人々の信頼を集めてきました。
2014年にはフルモデルチェンジを実施し、2代目モデルがマイナーチェンジを重ねながら長期間活躍。
そして2025年2月25日の一部改良では、安全性能の向上や一部改良を施した最新モデルが販売開始されました。
原材料価格の高騰に伴い価格改定が行われましたが、その実用性とコストパフォーマンスは依然として魅力的です。
グレード構成は、標準的な「スタンダード」、農業用途に特化した「スタンダード”農業スペシャル”」、そして上位の「エクストラ」の3種類です。
特に農業スペシャルは、ぬかるみからの脱出を容易にする「スーパーデフロック」や、重い荷物による車体の沈み込みを抑える「リヤ4枚リーフスプリング」を標準装備し、農業従事者の作業効率を高めます。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1780mm、ホイールベース1900mmで、全グレード共通です。
荷台はガードフレームからテールゲートまで1945mm、フロア長2030mmと、軽キャブトラッククラス最大の広さを誇ります。
この広大な荷台は、ピクシス トラックの大きな魅力の1つです。
エクステリアは軽トラックらしいシンプルなデザインながら、積載力を高める工夫が随所に施されています。
キャビンや荷台周りには、荷物を固定するための「ガードフレームフック」や「平シートフック」が標準装備され、上位グレードには長尺物の積載に便利な「格納式テールゲートチェーン」も備わります。
また、防錆鋼板(亜鉛メッキ鋼板)を使用したボディや樹脂製バンパーにより、サビに強い耐久性を実現しています。
ボディカラーはホワイトとブライトシルバーメタリックが標準で、3つの有彩色がオプションとして用意されており、個性的なコーディネートが可能です。
インテリアは、広々とした足元スペースで快適な居住性を確保。
仕事に必要な小物を整理できる「コンソールポケット」や「アッパートレイ」などの収納スペースが豊富に配置されています。
安全装備も大きく進化し、全グレードに衝突回避支援や認識支援、駐車支援を備えた「スマートアシスト」を標準装備。
運転時の不安を軽減し、安全な作業環境をサポートします。
パワートレインには、660cc水冷直列3気筒12バルブDOHCエンジンを採用。
最高出力46ps、最大トルク60Nmを発揮し、CVTを介してFRまたは4WDで駆動します。
WLTCモードでの燃料消費率は15.6km/Lと、クラス標準の経済性を備えています。
ピクシス トラックの価格(消費税込み)は、102万8500円から140万8000円です。
用途に応じた多彩なグレードが揃い、100万円台で購入できる点は非常に魅力的といえるでしょう。
2025-06-26T03:46:24Z