「LBX」だけじゃない! 走りも質感もサイズ感も妥協しない新型“イタリアンSUV”が続々登場 注目の「ジュニア」と「600ハイブリッド」とは

話題の新型2台が登場! 個性で選ぶイタリアンSUVの世界

 盛り上がりを見せるコンパクトSUV市場に、アルファ ロメオやフィアットから新たな一台が加わりました。走りやスタイル、世界観に至るまで、それぞれのキャラクターが際立っています。

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●アルファ ロメオ「ジュニア」

 まず紹介するのは、ついに日本でも発売されたアルファ ロメオ「ジュニア」です。「最高のドライビングカー」というコンセプトのもとで開発されたジュニアは、このクラスの中でもとくに運転の楽しさに重点を置いたモデルといえます。

 ステアリングギア比は14:1というスポーツモデル並みの数値を誇り、クイックなハンドリング性能にも期待が持てます。高いボディ剛性がもたらす高速安定性など、コンパクトSUVながら“アルファらしい情熱”が感じられる一台といえるでしょう。

 プラットフォームにはステランティスのモジュラー型「eCMP」を採用しており、走行性能や乗り心地においても高い評価が期待されます。日本市場に導入されるパワーユニットは、1.2リッター直列3気筒ターボエンジンに48Vバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッド(145馬力)と、最高出力156馬力のBEV(電気自動車)の2種類が用意されます。

 走りの楽しさと上質さを兼ね備えたコンパクトSUVを求める人にとって、「ジュニア」はまさに魅力的な存在です。

●フィアット「600ハイブリッド」

 次に紹介するのは、同じステランティスグループから登場したフィアット新型「600ハイブリッド」。ジュニアと同じ「eCMP」プラットフォームおよび1.2リッターのマイルドハイブリッドパワートレインを採用していますが、そのキャラクターは大きく異なります。

 陽気で親しみやすい雰囲気を持ち、ソフトなサスペンションによる快適な乗り心地と、軽やかなハンドリングが特徴です。

 比較的電動感の強いマイルドハイブリッドシステムは低速域でのEV走行も可能で、アクセル操作による回生ブレーキの感触も自然。アクセルを深く踏み込めば、軽快に回るエンジンとともに気持ちの良いシフトアップが味わえます。

 クルマに“楽しさ”を求める人に向けた、軽快かつプレミアムな選択肢と言えるでしょう。

正統派の高級感と静粛性が魅力のレクサス「LBX」

 新型ジュニアや600ハイブリッドが“走り”や“陽気さ”で個性を打ち出しているのに対し、レクサス「LBX」は正統派の高級感と落ち着きを重視したモデルです。

●レクサス「LBX」

 トヨタが得意とするストロングハイブリッドシステムを採用したパワートレインは、静粛性に優れていて、シームレスな走りを実現してくれます。

 ハンドリングや乗り心地にも上質感が漂い、Bセグメントながら上位モデルを思わせるような雰囲気を持っています。インテリアの仕上がりもこのクラスの中では突出しており、ソフトパッドや精緻なステッチに加えて、操作系のタッチにも高い質感が感じられます。

 さらに、シートやインテリアカラー、ボディカラーなどを自由に組み合わせられる「ビスポークビルド」も用意されており、自分らしさをかたちにできる自由な選択肢があるのもLBXならではの魅力です。まるでハイエンドモデルのような特別感を味わえます。

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 かつては高級感のあるSUVと言えばCセグメント以上のサイズが中心でしたが、今やBセグメントでも十分な上質感と存在感が実現されています。それぞれ異なる個性を持つプレミアムコンパクトSUVは、まさに“最適解”を見つける楽しさを味わえるカテゴリー。ぜひ、自分のライフスタイルや価値観に合ったひとつを見つけてみてください。

2025-06-24T05:17:19Z