EV車のけん引方法は、通常のガソリン車と異なるのです。
本田技研工業株式会社の「FIT EVレスキュー時の取り扱い」では「けん引要領」としてこのような注意書きがあります。
「前輪が接地した状態でけん引されると、モータが回転してシステムにダメージを不える場合があります。 」
EVの動力源であるモーターは、電気を流すと回転する仕組みになっていますが、逆に外側からの力でモーターの軸を回すと、電気を発電してしまうのです。そのため、EV車をけん引する際には、必ず前輪または4輪を持ち上げながらけん引をしなければいけません。
それでは実際に、EV車のけん引サービスを提供している企業の料金を見ていきましょう。
ENEOSホールディングス株式会社では、電欠が発生した際に、24時間・365日現場に駆けつける「電欠駆けつけサービス」を提供しています。サービスの概要は以下の通りです。
表1
※ENEOSホールディングス株式会社「電欠駆けつけサービスについて」を基に筆者作成
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)でも、電欠が発生した際に、充電ステーションまで搬送するロードサービスを提供しています。サービスの概要は以下の通りです。
表2
※一般社団法人日本自動車連盟(JAF)「ロードサービス料金表・作業工数表」を基に筆者作成
通常のガソリン車がガス欠を起こすように、EV車もバッテリーがなくなれば電欠を起こします。JAFなどの提供するロードサービスでけん引してもらうこともできますが、電欠駆けつけサービスなどを活用することで、現場まで給電に来てくれるため、レッカー料金がかからずに済みます。
今回紹介した以外にも、さまざまなサービスがあります。万一の電欠に備え、自分に合ったサービスを調べておくとよいでしょう。
ENEOSホールディングス株式会社 電欠駆けつけサービスについて
一般社団法人 日本自動車連盟 (JAF) ロードサービス料金表・作業工数表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
2024-04-09T10:53:36Z dg43tfdfdgfd